テニスラケットの選び方
こんにちは!東京都江戸川区でテニスレッスンをしているテニスアドバイザーKENです!
今回はテニスをする上で必要になってくるテニスラケットの選び方についてです。
テニスラケットはメーカーも多く、デザインも多彩で迷ってしまいますよね。また同じデザインでも重さや形が違うモデルもあって、どれを買えば良いのやら…とお悩みの方も多いと思います。
ですので、今回は出来るだけ簡単にラケットの違いや選び方をご紹介していきます!最初のラケット選びや買い替えの参考になりましたら幸いです!
目次
- ○ ラケットの形状の違いについて
- ・ラウンドフレーム
- ・ボックスフレーム
- ・フェイスサイズ
- ○ ラケットの重さについて
- ・ウエイト(静止重量)
- ・バランスポイント
- ・スイングウエイト
- ○ まとめ
ラケットの形状の違いについて
まずはラケットの見た目での違いについて書いていきます。
ラケットには大まかに分けてラウンド・ボックスの2通りの形状があり、形状によりラケットの特性が変わってきます。
次にラケットのフェイスサイズ、これは打球面の大きさです。これも大きい・小さいで特性が変わります。
では、順を追って説明をしていきたいと思います。
ラウンドフレーム
まずはラウンドフレームの説明になります。
ラウンドフレームは名前の通り、断面の形状が楕円形のものになります。
パワーやスピンを売りにしているラケットは大体がこの形状をしています。
メリット:ボールを飛ばしやすい
デメリット:細かいコントロールは苦手
ラケットのパワーでボールを飛ばしたい方、ボールにスピンをかけていきたい方にオススメの形状です。
ボックスフレーム
次にボックスフレームの説明になります。
ボックスフレームは断面の形状が四角形をしたものなります。
こちらはコントロールを売りにした競技者向けモデルに多い形状です。
メリット:狙ったところにコントロールしやすい
デメリット:ラケットが飛ばしてくれないので自分ボールを飛ばす力が必要。
パワーではなくテクニックで重視の方や、自分自身にパワーが有るのでラケットにパワーは必要無いという方にオススメの形状です。
フェイスサイズ
形状についての最後はフェイスサイズの説明をしていきます。
フェイスサイズは現在主流の100平方インチを基準として進めていきます。
フェイスサイズが大きくなればなるほど、スイートエリア(ボールが飛びやすい箇所)が大きくなるのでボールを飛ばしやすくなります。
反対にフェイスサイズ小さくなるとスイートエリアが小さくなるのでボールを飛ばしづらくはなりますが、面のブレが少なくなるのでコントロールはしやすくなります。
フェイスサイズが大きいもの
メリット:ボールを飛ばしやすい
デメリット:コントロール性が悪い
フェイスサイズが小さいもの
メリット:コントロール性が良い
デメリット:ボールを飛ばしづらい
フェイスサイズに関しては現在展開中のラケットはほとんどが100平方インチから大きく離れないため、大きくなればパワー重視のラケット、小さくなればコントロール重視のラケット、その程度の認識で問題無いと思います。
ラケットの重さについて
ここからはラケットの重さについて話をしていきます。
ラケットの重さはウエイト(静的重量)・バランスポイント(重心)・スイングウエイト(動的重量)によって実際に体感する重量が変わってきます。
静止重量が重い物でも重心が手元に有れば振った時に軽く、静止重量が軽い物でも重心が先端に有れば重く感じたりするわけです。
では、個別に説明をしていきます。
ウエイト(静止重量)
ウエイトはラケットの止まった状態での重量になります。
300g程度を平均として250g〜340g程度まで様々な重さのラケットがあります。
ウエイトは重くなればなるほど球に打ち負けづらく強い球を打ちやすくなりますが、操作性が悪くなります。軽いものはその逆になります。
ウエイトが重いもの
メリット:打球に打ち負けづらく強い球を打ちやすい
デメリット:重い為操作性が悪い
ウエイトが軽いもの
メリット:操作性が良い、振っても疲れづらい
デメリット:相手の打球に打ち負けやすい
バランスポイント
次にバランスポイントですが、バランスポイントはそのラケットの重心がどこに有るかを示しています。
グリップエンドから何mmかで表記をし、320mmがイーブンバランスになります。そこから手前に重心があるものトップライト、先端に重心があるものトップヘビーといいます。
範囲としては305mm〜350mm程度まであります。
ただ、バランスポイントは重いもの程トップライト、軽いもの程トップヘビーなっており、メーカー側が使いやすいスペックで販売している為、初心者の方はそこまで気にする必要は無いと思います。
トップライト
メリット:手元側に重心があるため操作性が良い、ラケットを振り出しやすい
デメリット:ラケットを自分の力で加速させる必要がある
トップヘビー
メリット:先端側に重心が有るので、振り出したらラケットを加速させやすい
デメリット:細かい操作がしづらい、振り始めは重く感じる
スイングウエイト
最後にスイングウエイトですが、これは振った時に体感する重量を数値化したものなります。
ラケットメーカーのカタログなどには、ほとんど記載されておらず測定するには専用の機械が必要になります。
振った時の体感が変わって来ますので、2本以上同じラケットを使用する場合は購入時にお店で測定してもらうと良いと思います。あまり気にしない方や1本しかラケットを持ってない方は気にしなくても問題ない数値です。
まとめ
最後に男女別に初心者向けのオススメのスペックをご紹介いたします。
男性にオススメするスペックはウエイト290g〜310g、フェイスサイズ98〜100平方インチのもの。
女性にオススメするスペックはウエイト270g〜290g、フェイスサイズ100〜105平方インチのもの。
以上のものをオススメいたします。
初心者の方向けですのでフレーム形状やバランスポイントは割愛いたします。
ただ、あくまでオススメですので、デザインが気に入ったものや、振ってみた感じがなんかしっくりくる等で決められても良いと思います。
どんなに勧められてもデザインが気に入らないものやしっくりこないものを長く使う気にはならないと思いますので、自分自身が気に入ったものを買うのが1番だと思います。
いかがでしたでしょうか?この記事を参考にラケットを選んでいただけたら幸いです。